Quest VRを手に入れたばかりの方にとって、最初のゲーム選びは意外と難しいものです。
実際に100本以上のVRゲームをプレイしてみて分かったのは、初心者でも安心して楽しめる作品は限られているということ。特にVR酔いしやすいゲームを最初に選んでしまうと、VRそのものに苦手意識を持ってしまう危険性もあります。
そこで今回は、『酔いにくい』『操作が簡単』『日本で人気が高い』という3つの基準で選んだ、本当におすすめできるVRゲームを10本ご紹介します。この中から3~4本選べば、VRの魅力を存分に体験できるはずです!
1. Beat Saber
『Beat Saber』は、音楽に合わせて飛んでくるキューブをライトセーバーで切っていくシンプルなゲームですが、その爽快感は格別!
まるで『スター・ウォーズ』のジェダイになったような気分で、体全体を使ってリズムに乗るため、音ゲーが苦手な方でも意外と楽しめちゃいます。
また、フィットネス効果も抜群で、Expert+レベルで1時間プレイすると400kcal以上消費することも!楽しみながら運動不足も解消できる一石二鳥のゲームです。
友人にVRを体験してもらう時の定番タイトルで、『飛んでくるキューブを切る』というシンプルな説明だけですぐに遊べるのも魅力の一つです。
2. SUPERHOT VR
『SUPERHOT VR』の最大の特徴は、『自分が動いている時だけ時間が進む』という革新的なシステムです。
止まっていれば弾丸も敵も凍結したままなので、周囲を見渡して戦略を立て、タイミングを見計らって動くという、アクションとパズルの要素が融合したゲームプレイが楽しめます。
ガラスのコップを投げて敵の注意をそらしたり、スローモーションで飛んでくる弾を避けたり、まるで映画『マトリックス』の世界に入り込んだかのような体験ができます!
最初はシステムに慣れるまで少し時間がかかりますが、一度コツをつかむと病みつきになるほどの中毒性があります。これこそVRでしか体験できない、唯一無二のゲームです!
3. I Am Cat
2024年末に登場して瞬く間に話題となった『I Am Cat』は、文字通り猫になりきって遊ぶVRゲームです。
両手を使って四足歩行を再現するというユニークな操作方法で、猫の目線から世界を探索できます。普段見慣れた家具も、低い視点から見るとまったく違う風景になるのが新鮮!
テーブルの上の物を落としたり、カーテンによじ登ったりと、猫ならではのいたずらも満載。バカバカしいけど楽しい、そんなゲームです!
ただし、四足歩行のため腕の疲労はかなりのもの…30分もプレイすると翌日の筋肉痛は確実ですが、それでもやめられない中毒性があります!
4. Walkabout Mini Golf
ミニゴルフと聞いて『地味そう…』と思う方もいるかもしれませんが、VRの『Walkabout Mini Golf』は別格です!
本格的な物理エンジンにより、まるで実際にゴルフをしているかのような感覚でプレイできます。コースデザインも素晴らしく、ファンタジー世界や宇宙ステーションなど、現実ではあり得ないロケーションでゴルフが楽しめます。
最大8人でのオンラインプレイに対応し、ボイスチャットでわいわい言いながらプレイできるのも魅力。友人と一緒にゴルフ旅行に行ったような楽しさが味わえます!
特におすすめなのが『ラビリンス』コース。迷路の中でゴルフをするというユニークな設定で、ファンタジー世界の美しさに感動すること間違いなしです。
5. Job Simulator
VR初心者に最適な体験として定番の『Job Simulator』。VRで『手が使える!』という感動を最も分かりやすく体験できます。
ロボットがすべての仕事を担う未来で、人間の『おシゴト』をミュージアム体験するというユニークな設定。コンビニ店員、シェフ、オフィスワーカーなど、様々な職業をメチャクチャに楽しめます。
コピー機にドーナツを入れたり、コーヒーに砂糖を大量に入れたり、書類を投げて遊んだりと、現実ではできないことを思う存分楽しめるのが魅力です。
何をしてもロボットがユニークな反応を返してくれるので、失敗を恐れずに楽しめます。友人と交代で遊ぶと、それぞれ違うアプローチで盛り上がれるのも楽しいポイントです!
6. Eleven Table Tennis
VRで卓球なんて本当にできるの?と半信半疑でしたが、『Eleven Table Tennis』の完成度には驚かされました!
ボールの回転からバウンドまで、物理演算が完璧に再現されており、ドライブやカットの感覚がそのまま再現されていることに感動しました。
オンライン対戦では世界中のプレイヤーとマッチングでき、本格的な試合が楽しめます。中国のプレイヤーのスピンサーブに圧倒されたりしながら、ついつい時間を忘れてプレイしてしまいます!
6畳の狭い部屋でも問題なくプレイできるため、日本の住環境にも最適。実際の卓球台を置くスペースがなくても、本格的な卓球が楽しめるのが魅力です。
7. Moss
『Moss』は、小さなネズミの少女『クイル』を導く第三者視点のVRアドベンチャーです。
まるで絵本の世界を覗き込んでいるような独特の視点が特徴で、頭を動かして違う角度から見ることで隠された通路を発見したり、手を伸ばして障害物を動かしてクイルを助けたりする、VRならではのインタラクションが楽しめます。
クイルとのハイタッチや、ジェスチャーでのコミュニケーションなど、感情移入してしまう細やかな演出も見事。思わず『頑張れ!』と声をかけたくなるほど、クイルの存在感が際立っています。
VR酔いの心配がまったくなく、日本語字幕も対応しているため、子供から大人まで楽しめる作品です。続編『Moss: Book II』もリリースされており、長く楽しめるシリーズとなっています!
8. Pistol Whip
『Pistol Whip』は、音楽のビートに合わせてスタイリッシュに撃ちまくるリズムガンアクションです。
映画『ジョン・ウィック』のようなアクションシーンをVRで体験でき、体を傾けて弾を避けながらリズムに乗って敵を倒していく爽快感がクセになります。
特に人気の『2089』ステージは、サイバーパンクな世界観とノリの良い音楽が絶妙にマッチ!最初は難しくても、何度もプレイするうちに華麗に弾を避けられるようになり、成長を実感できるのも魅力です。
かなり体を動かすため、翌日の筋肉痛は避けられませんが…それでも『もう1回!』と繰り返しプレイしたくなる中毒性があります。オートエイム機能もあるため、シューティングが苦手な方でも安心です。
9. Resident Evil 4 VR
名作『バイオハザード4』をVRで完全リメイクした本作は、ホラーが苦手な方でも挑戦する価値があります。
自分の手で武器を構え、リロードし、ナイフを振るう臨場感は、フラットスクリーン版とは別次元の体験。弾が切れた時の空撃ち音と、後ろから迫るチェーンソー男の恐怖…これはVRでしか味わえない緊張感です!
恐怖要素だけでなく、アタッシュケースの整理や宝物探し、商人とのユニークなやり取りなど、『バイオ4』の魅力がすべてVRに最適化されています。
日本語音声・字幕に完全対応し、移動方法や快適性設定も充実しているため、VR初心者でも安心。ただし、360度から敵が迫ってくる村の最初の戦闘は、心臓に悪いほどの緊張感があることを覚悟してください!
10. VRChat
世界最大級のソーシャルVRプラットフォーム『VRChat』は、基本無料で『もう一つの世界で生きる』体験を提供してくれます。
公式UIは英語ですが、日本人コミュニティが非常に活発で、初心者向けの『初心者集会』などの案内ワールドも充実。英語が苦手でも安心して始められます。
ユーザーが作成した数万以上のワールドを探索でき、江戸時代の町並みから宇宙ステーションまで、毎日が異世界旅行のような体験が可能です。
特に定期開催されるバーチャルマーケット(Vket)は必見。大手企業のブースで限定アバターがもらえたり、有名クリエイターの作品を見たりできる、バーチャル世界の祭典です。
ただし、その魅力ゆえに時間を忘れてしまう危険性も…気づいたら朝5時!ということも珍しくありませんが、それだけ魅力的な世界が広がっています。
まとめ
今回紹介した10本は、どれもVR初心者に自信を持っておすすめできる作品ばかりです。
まずは無料の『VRChat』でVRの可能性を体験し、そこで出会った友達と『Beat Saber』や『Walkabout Mini Golf』をプレイするのが、理想的なVRライフのスタートと言えるでしょう。
ただし、VR酔いを避けるためにも、最初は30分程度の短時間から始め、徐々にプレイ時間を伸ばしていくことを強くおすすめします。
この記事で紹介したゲーム以外にも、素晴らしいVRタイトルが続々とリリースされています。みなさんの素敵なVRライフを応援しています!一緒にVRの世界を楽しみましょう!